世にも奇妙な物語 ブログの特別編

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春の特別編 企画内容判明!

世にも奇妙な物語、フジ人気5番組とコラボ

http://www.sanspo.com/geino/news/100317/gnj1003170508010-n1.htm

 

タレント、タモリ(64)がストーリーテラーを務めるフジテレビ系人気オムニバスドラマ「世にも奇妙な物語」の20周年記念版が4月4日(後9:00)に放送されることが16日、分かった。

 

世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春」と題し記念イヤーを豪華に祝う「華やかで楽しいお祭り的な企画」(フジ編成部の瀧山麻土香氏)。同局の「めざましテレビ」「はねるのトびら」「爆笑レッドカーペット」「ちびまる子ちゃん」、スペシャルドラマ「わが家の歴史」の5番組とコラボし、「世にも-」の不思議な世界に各番組のキャストが本人役で出演する。

 

4話「まる子に会える町」で「ちびまる子ちゃん」と共演する俳優、西田敏行(62)は「まるちゃんとの絡みがどう仕上がるか楽しみ」と期待。5話「台詞の神様」は「わが家の-」の脚本家、三谷幸喜氏(48)が自ら脚本を手掛け、ドラマ初主演。3話「もうひとりの私」でも、お笑いコンビ、FUJIWARA藤原敏史(39)が本人役でドラマ初主演する。世にも絶妙な夢コラボから目が離せない。

 

とうとう明かされた今回の企画内容。20周年に相応しい豪華な企画です。前回の予想通り、コラボ企画があったわけですが……。不安な所が大きいのが正直なところ。

 

コラボ企画は世にも奇妙な物語では初めての事ではありません。2回目です。1992年に第3シーズンの最終回にて「笑っていいとも」とコラボして、当時のいいともレギュラーのほとんどが劇中に出演すると言うなかなか豪勢な企画でした。

 

しかし、今回のSPと前例が大きく違うのが、コラボ感丸出しだと言う点。いいとも版では、通常の奇妙な物語にレギュラーが出ているだけと言う出演者のみのコラボであって、内容と番組は無関係となっています。ところが今回は番宣を含めた5話であり、それぞれのストーリーに番組が絡み、しかも出演者が本人役で出演。

 

……ちょっと今までの世にも奇妙な物語のカラーとズレているような気がしませんかねぇ。

 

世にも奇妙な物語は、日常に潜む自分の身にも起こりそうな現実に近い奇妙なストーリーが肝であり、そういうコンセプトによる番組であります。同じようなホラー番組である「ほん怖」のように、その時期話題になった人気芸人や人気俳優をすぐさま採用したり、バラエティパートを入れて視聴者を重視している感を出さず、あくまでも初期からのカラーとストーリー重視を守っているストイックな番組です。

 

一方、今回は番組の内容や出演者自身のキャラクターが作品中にも影響を与えており、オマケに番宣も兼ねているわけで、ニュース記事を見る限りでは「世にも奇妙な物語」と言うよりも、番宣ドラマと言う印象が強く、若干興ざめしそうな感じがするのも事実です。劇中にコラボ感丸出しの素材が出てくるとイチイチ現実に戻されて感情移入もあった物じゃないと思うのですが……誰がこんな企画を考えたんだろう。この記事が出るまではてっきり、出演者のみのコラボだと思っていたのですが内容にまで絡んでくるとなると……うーん……。

 

私は「はねトび」も「レッドカーペット」も見てますし、「ちびまる子ちゃん」も初期はDVDを買おうかと思ったほど大好きですし、朝はめざましテレビを見てます、わが家の歴史も制作発表時から楽しみにしています。

 

でも、これはいくらなんでもちょっと違うんじゃないですか。もうちょっとやり方があったんではないでしょうか。「コラボ」と言うスパイスはあくまでスパイスだからこそ美味しいのではないですか(--;)

 

20周年企画としては、ちょっと違和感と不安があるような気もする今回の特別編ちょっと動揺の部分が大きいので、苦言を呈してばかりですが、あくまでこれらが杞憂であり、企画としては多少難がある物の、奇妙らしさがちゃんとあった!と見終わった後に安心できる作りであることを祈ります。そして、勿論このコラボ企画だけで20周年企画が終わらないことも。

◆ 追記

今回の全スタッフとキャストがフジ公式にて発表されたのでご紹介します。

 

世にも奇妙な物語20周年スペシャル・春 ~人気番組競演編~』

(http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2010/100316kimyou.html)

◆ 第1話「ニュースおじさん、ふたたび」(「めざましテレビ」)

あの人気作品、91秋の特別編の「ニュースおじさん」が19年後に再び現れた!?

ニュースおじさんこと唐十郎さんまで登場すると言うファンには嬉しい企画です。

記事では「世にも奇妙な物語初の続編」との触れ込みですが、実際は3回目なのですけどね(^^;)

 

脚本は2006年「家族会議」以来4年ぶりに参加する保田良太さん。

演出は「輪廻の村」以来1年ぶりに参加の都築淳一さん。

主演は世にも奇妙な物語 初登場の香里奈さん。「リアル・クローズ」に出演されてましたね。

◆ 第2話「ナデ様の指輪」(「はねるのトびら」)

人気コーナー「ほぼ100円ショップ」を舞台に奇妙な世界へ導かれます。やや嵐、ギリギリっすと言った人気キャラクターも総出演とのことで、不安いっぱい!

はねトび」はよく見ていて好きな番組ではあるんですけど、一番不安が大きそうなストーリーになりそうです。

 

脚本は昨年放送のドラマ「恋して悪魔~ヴァンパイア☆ボーイ~」の大久保ともみさん。初参加です。

演出は「部長OL」「雰差値教育」の佐藤源太さん。「どつきどつかれ~」以来2年ぶりの参加。

主演は、俳優としても活躍しているドランクドラゴンの塚地武雄さん。他のはねトびメンバーも全員登場するようで、初主演が勢ぞろいになりますね。

◆ 第3話「もうひとりの私」(「爆笑レッドカーペット」)

予想通り、特に番組らしいコラボは無い様子。人気芸人が大勢登場します。

 

脚本は、「トリハダ」「未来創造堂」などを務めた放送作家、丸茂周さんが担当。初参加です。

演出は、「心の声が聞こえる」「友達登録」などの木下高男さん。「鏡子さん」以来4年ぶり。

主演は、初出演のFUJIWARA藤本敏史さん。相方の原西さんも登場するそうです。

◆ 第4話「まる子に会える町」(「ちびまる子ちゃん」)

今年同じく20周年を迎えるちびまる子ちゃんとのコラボ企画。しかも、アニメで出演。

また凄い感じの話になりそうです……うーん……。

 

脚本は、「オールナイトニッポン」などのラジオ番組を手掛けている放送作家正岡謙一郎さんが初参加。

演出は、「採用試験」の小林義則さん。「レンタルラブ」以来7年ぶりの参加。

主演は、初出演の西田敏行さん。西田さんもアニメで出てくるシーンがあるそうです(^^;)

◆ 第5話「台詞の神様」(「わが家の歴史」)

わが家の歴史の宣伝ではありますが、その脚本の執筆風景を奇妙風に味付けしてドラマ化。どこまで番宣臭さを消すことができるのか、三谷さんの脚本に期待したいと思います。

 

脚本と主演は三谷幸喜さん。役者としての出演は初ですが、脚本では2000年の劇場版のアバン以来10年ぶりの参加になります。TVシリーズで限定すると実に「息子帰る」以来19年ぶりに。

演出は、「ボランティア降臨」「23分間の奇跡」の河野圭太さん。三谷脚本と言えばこの人と言う黄金コンビですね。

雑感

思ったよりも、ちゃんとしていそうなストーリーがあって安心はしたものの、中にはチラホラと余計に不安になりそうな要素が垣間見えて、現在進行形でお腹が痛くなってきました。

 

秋などにも別な20周年企画を行い、これは第一弾とのことで、嬉しい反面さらに不安……。今回の企画をした瀧山麻土香さんって、映画の特別編と09秋ぐらいしか担当したことないですよね。秋には石原さんにも帰ってきて欲しいものです。

 

……あと「世にも奇妙な物語20周年スペシャル・春 ~人気番組競演編~」ってまさか正式タイトルじゃありませんよね……悪い方向に世にも奇妙な物語のカラーを変えないでくださいよスタッフさん!

 

ちょっと色々悪い方のショックが大きいので、当分は静かに動向を見守りたいと思います。せめて、せめてタイトルだけは従来の路線に沿ったものを……!