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'23秋の特別編 みどころ紹介

現在当サイトでは、タイトルに『○○男』『○○女』が付く作品の人気投票企画を実施中。ファンの皆様の投票をお待ちしております! m(_ _)m

 

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夏の特別編から約5ヶ月。今年も、世にもファンにとってのお祭り"後半戦"となる『'23秋の特別編』の放送が決定致しました。

 

前回は「小林家ワンダーランド」「視線」などの意欲作があったものの、ネット上では賛否のうち"否"の方がやや多い印象であったため、そうなると残る"秋"での挽回を期待したくなるのは、ファンとして当然の心理。

 

さらに今回の放送に際し、公式サイトに掲載されているストーリーテラーのスチールが8年ぶりに撮り直されたとなれば、「この秋の『世にも』は、何かやってくれるのではないか!?」と、高まる期待にますます拍車がかかるというもの。

 

こうして見比べてみると、心なしか新撮されたテラーの表情が「期待して良いですよ」と言っている様な気がしてきませんか…? 私はしています。

 

 

そんな、我らがストーリーテラーも太鼓判を押している(?)待望の新作『'23秋の特別編』。早速今回も毎度のごとく、スタッフ&キャストデータや、個人的な見どころポイント等の紹介へと参りましょう。

 

放送前に気分を十分高めておきたい…そんな奇妙フリークな方々の一助になれば幸いです!

 

※ 11/4 時点で判明している情報に基づいており、今後も情報が追加され次第更新して行きます。

◆ 第1話「永遠のふたり」

【 スタッフ & キャスト 】(名前横は番組参加回数)

脚本&演出:星護《 35 》※単独脚本は初

【主な代表作】『警部補・古畑任三郎』『いいひと。』『僕の生きる道』『僕と妻の1778の物語』など

【主な奇妙作】『噂のマキオ(1990)』『女優(1991)』『サブリミナル(1992)』『壁の小説(1996)』『チェス(2000)』『エキストラ(2001)』『迷路(2003)』『越境(2005)』など

 

主演:草彅剛《 5 》

【主な代表作】『いいひと。』『任侠ヘルパー』『罠の戦争』など

【主な奇妙作】『無実の男(1997)』『銃男(2000)』『13番目の客(2001)』『ヘイトウイルス(2012)』

【 注目ポイント 】

★ 草彅剛が「ヘイトウイルス」以来、11年ぶりに奇妙な世界へ!

ご本人によると「『世にも奇妙な物語』の中でもすごく攻めている作品だと思います」とのこと。

 

★ 番組レジェンド・星護監督が「幽霊社員」以来5年ぶりに演出を担当!

「プリズナー」「大蒜」「恐竜はどこへ行ったのか?」など、初回から数々の名作を手掛け、ファンからの評価も非常に高い星監督が久々の再登板。自身初となるオリジナル脚本も執筆しています。

◆ 第2話「地獄で冤罪」

【 スタッフ & キャスト 】(名前横は番組参加回数)

脚本:辻野正樹《 初 》

【主な代表作】『ロスト・マイホーム』『河童の女』など

 

演出:松木創《 14 》

【主な代表作】ラーメン大好き小泉さん』『リカ』『吉祥寺ルーザーズ』など

【主な奇妙作】『未来同窓会(2007)』『墓友(2014)』『夢男(2017)』『視線(2023)』など

 

主演:北村一輝《 2 》

【主な代表作】ガリレオ』『猫侍』『天国と地獄~サイコな2人~』など

【主な奇妙作】『車中の出来事(2016)』

【 注目ポイント 】

北村一輝が、2016年の「車中の出来事」以来7年ぶりの番組出演!

ご本人によると「“世にも奇妙な物語”の醍醐味を味わえる作品」「世の中へのメッセージが含まれている、見終わったあと“ハッと”させられるような作品」とのこと。

 

★ 演出は2代目ホラー監督としてお馴染みの松木創監督!

監督によれば、通常は完成までに台本を5~6回の改稿で済ませる所を、本作はなんと11回も行ったとのこと。細部まで作り込んだストーリーに期待大!?

◆ 第3話「トランジスタ技術の圧縮」

【 スタッフ & キャスト 】(名前横は番組参加回数)

原作:宮内悠介《 初 》

【主な代表作】『盤上の夜』『カブールの園』など

 

脚本:相馬光《 3 》

【主な代表作】『教祖のムスメ』『リズム』など

【主な奇妙作】『成る(2021)』『何だかんだ銀座(2022)』

 

演出:岩田和行《 15 》

【主な代表作】絶対零度』『家族のうた』『ベイビーステップ』など

【主な奇妙作】『リプレイ(2006)』『真夜中の殺人者(2009)』『栞の恋(2010)』『来世不動産(2012)』『シンクロニシティ(2016)』『恋の記憶、止まらないで(2019)』など

 

主演:溝端淳平《 初 》

【主な代表作】ハチワンダイバー』『仮面同窓会』『どうする家康』など

【 注目ポイント 】

★ 今年創刊59周年となる実在の電子工学専門誌をテーマにした問題作!?

1964年創刊の雑誌『トランジスタ技術』の3cmという厚みをできる限り圧縮するというシュールな内容で、発行元のCQ出版社も全面協力。放送中のSNSトレンド入りは間違いなし…?

 

★ 原作は2012年に発表された、SF作家・宮内悠介による短編小説!

収録本「超動く家にて」の読者投票では全作品中第1位に輝き、続編も制作されているなど評価が高い短編である模様。ちなみに本編は、現在全文無料公開中

 

大河ドラマ『どうする家康』出演の溝端淳平が「世にも奇妙な物語」初主演!

「ツッコミどころ満載で老若男女どの方にもクスッと笑ってもらえるような作品になっていると思います。ぜひ、お楽しみください!」とのこと。

 

★ あの「恋の記憶、止まらないで」を手掛けた岩田和行監督が4年ぶりに再登板!

近年「走る取的」「クリスマスの怪物」「恋の記憶~」などのホラー・サスペンス系を主に手掛け、年々ファンからの評価が高まりつつある岩田監督。コミカルな作品の演出は、2012年の「来世不動産」以来11年ぶり。

◆ 第4話「走馬灯のセトリは考えておいて」

【 スタッフ & キャスト 】(名前横は番組参加回数)

原作:柴田勝家《 初 》

【主な代表作】『ニルヤの島』『心霊科学捜査官シリーズ』『アメリカン・ブッダ』など

 

脚本:嶋田うれ葉《 2 》

【主な代表作】『リカ』『エール』『舞いあがれ!』など

【主な奇妙作】『人間の種(2019)』

 

演出:岩田和行《 16 》

 

主演:西野七瀬《 初 》

【主な代表作】電影少女』『あなたの番です』『ポケットに冒険をつめこんで』など

【 注目ポイント 】

星雲賞受賞のSF作家の手による近未来×バーチャルアイドルなSFストーリー!

原作は、SF界で権威ある星雲賞の短編部門を2度受賞したSF作家 柴田勝家さんの同名小説。今回のドラマ化に際し、冒頭の試し読みも実施中。

 

★ 現役Vチューバー・七海うららがバーチャルアイドル役として番組初出演!

音楽からイラストまで多岐に活動する登録者数39万人越えのVTuber七海うららが、本作の鍵を握る黄昏キエラ役として出演。VTuberの出演は番組史上初。

 

★ 元乃木坂46の人気メンバー・西野七瀬が番組初主演!

乃木坂出身者の主演は今回で4人目(超短編含む)。ご本人によると「“世にも”ならではのストーリーで面白く仕上がっていると思うので、最後まで見ていただけたらうれしいです」とのこと。

◆ プロデューサー陣

※ どのストーリーを映像化するか、誰をキャスティングするか、回全体のコンセプト・テーマ決めなど、担当者によって新作SPのクオリティが左右される超重要ポジションです ※

【 編成企画 (フジテレビ) 】(名前横は番組参加回数)

・渡辺恒也《 11 》

【主な代表作】『HERO (2014)』『逃走中(2018~)』『テッパチ!(2022)』など

【主な奇妙作】『'18秋』~『'23夏』

 

・長嶋大介《 2 》

【主な代表作】『ライオンのグータッチ』『ウワサのお客さま』など

【主な奇妙作】『'23夏』

 

・水戸祐介《 プロデューサーとしては初 》

【主な代表作】『ラジエーションハウスII』『わたしのお嫁くん』など (※演出)

【主な奇妙作】『元カレと三角関係(2022)』(※演出)

 

【 プロデュース (共同テレビ) 】(名前横は番組参加回数)

中村亮太《 13 》

【主な代表作】『ワケあって火星に住みました』など

【主な奇妙作】『'12秋(P補)』『'16秋(P補)『'18春~'19雨』『'20夏~'23夏』

 

◆ 雑感

今回の特別編で私が特に注目しているのは…… 

 

・レジェンド・星護監督が初のオリジナル脚本も手掛けた『永遠のふたり』

・近未来×SF×バーチャルアイドルという異色の組み合わせな『走馬灯のセトリは考えておいて』

 

以上2作品。

 

中でも「走馬灯~」は、今までの「世にも」にはあまり無かったタイプの作風であるため、どれくらい奇妙な世界の範囲を押し広げてくれるのかが非常に楽しみ。近未来SF×アイドルと聞くと「マクロス」シリーズしか思い浮かばない人間としては、今っぽいアイドルSFものを体験する良い機会になればいいかなと思ったりも。

 

他、これまでホラー中心だった松木監督によるサスペンスものである「地獄で冤罪」、今回二作品を担当する岩田監督久々のコメディ「トランジスタ技術の圧縮」など、これまでのディレクターのカラーから少し外した作品を取り揃えているのも、実に新鮮かつ興味をそそられまくり。

 

 

そして、何と言っても今回の特別編を語る上で一番の注目ポイントとなっている、星護監督の5年ぶりの復帰。これはアツすぎるでしょう…! 世にもフリークはみんな星監督大好きですもんね。深夜時代から「世にも」の世界観の創造に大きく貢献された方の一人ですし、手掛けた作品も傑作だらけですから。

 

「世にも」方面であまりピンと来ない方には、あの古畑任三郎』の初回を担当し、例のオープニングやエンディングの形式を発案をした人と言えば、氏の映像センスが類稀なる物である事をご理解いただけるのではないでしょうか。

 

そんな星監督の復帰だけでもかなりのビッグニュースなんですが、今回はそれだけに留まりません。なんと11月11日の夕方枠で『奇才・星護監督特集』なる傑作選企画を実施するとのこと! (関東&北海道のみ)

 

ラインナップは、23年ぶりの再放送となる「恐竜はどこへ行ったのか?(1994)」と、2000年代の人気作のひとつ「迷路(2003)」の2本。『ファンに贈る 手加減なしの傑作選』と明言されている通り、世にもファン垂涎の豪華な内容となっています。

 

一体、今年の世にもスタッフはどうしたんだ!?と思わずにはいられない嬉しいファンサービスですが、今春に行われた『フジテレビドラマプレイバック』の結果が、多少なりとも反映された結果だと、勝手に思い込む事にします! 頑張った甲斐がありました!

 

……いや~それにしても、まさか令和の時代に「恐竜はどこへ行ったのか?」が、しかも夕方枠で再放送されるなんて。誰も予想できなかったんじゃないですかね? 例の"超"グロシーンがオンエアに乗ってしまうのか、それとも上手く処理されてしまうのか、そういう意味でも楽しめそうです(?)。

 

 

というわけで、そんな傑作選に力を入れているスタッフの頑張りに加え、ジャンルのバランスの良さ、興味深いプロット、意外と新鮮なスタッフの座組み等を鑑み、今回の個人的な期待度は★★★★★で。

 

4話編成の続行がやっぱり不満ではあるものの、前情報を見る限りでは、久々に期待値の高い回になっているんじゃないかなと。ひょっとしたら今度こそ……来るかもしれません。遂に来てしまうのかもしれません!

 

はたして、今回新撮されたテラーが浮かべる微笑みは『神回への祝福』なのか、それとも『失望に対する憐れみ』なのか……その答えは、2023年11月11日 (土) 夜9時より放送される『'23秋の特別編』で確認する事に致しましょう!

 

奇妙な世界を愛する皆様、"今年最後の特別編"をどうぞお見逃しなく!