世にも奇妙な物語 ブログの特別編

「世にも奇妙な物語 ファンサイトの特別編」管理人のブログです。

韓国版続報

ここ最近、日本より海外のサイトを見ている時間が長くなっています。それはもちろん韓国リメイク版の情報を少しでも多く収集するため……!

 

というわけで、今回は新たに発見した韓国版についての情報をいくつかご紹介していきましょう。

◆ 韓国版にジャニーズからクレームが!

まずご紹介するのは『金曜サスペンス』に関する驚きの報道を。


とある報道では、レギュラー化が決まった第3回分で放送される予定であったという韓国版「エキストラ」。しかし、実際は初回のラインナップに加わっていたらしく、しかも撮影は既に終了していたというのに、結局『ミッドナイトDJ』と差し替えになってしまった模様。

 

その理由は、何と『ジャニーズ事務所からクレームが来た』というもの。詳しくは、以下の2004年6月25日付 日刊スポーツ記事をご覧ください。

 

『ユ・オソン出演ドラマでお蔵入りの危機』

 

ユ・オソン(38)が出演したSBS TV オムニバスシリーズ『奇妙な話』初回のエピソードである「エキストラアルバイト」が日本の人気グループSMAPメンバー香取慎吾の反発でお蔵入りの危機が発生した。


その理由は「エキストラアルバイト」の原作である同名の日本版エピソードに出演した香取慎吾が、著作権を主張しているからで、製作会社でなく出演者が著作権を主張すると言うのは異例だ。


このオムニバスシリーズは日本フジテレビで2002年(※2)に放送された
人気ホラー物をリメイクした2つのエピソードをオムニバス形式で放送する。


外注製作会社、DOエンターテイメントは日本の製作会社及び放送局から版権を購入して去る4月にユ・オソン編とパク・ウネ編の第1回分の撮影を終えている。


これと関連し、SBSTV外注製作チーム幹部は「世にも奇妙な物語シリーズのユ・オソン主演回の日本版主人公である香取慎吾著作権を主張してきて放送することができない」「この番組を製作したプロダクションも出演者が著作権を主張する日本の実情を知らなかった為にこんな事が起こった」と説明した。


DOエンターテイメントは現在香取慎吾と交渉中だが、7000万ウォンにのぼるこのエピソードの製作費を諦める事も出来る状況だ。

 

韓国ではテレビ局がドラマのあらゆる著作権を丸ごと買い取る仕組み(だから日本にも物凄い数のドラマが入ってくるんでしょうね)だそうなんですが、確かに出演者が版権を持っているというのは不思議な話にも聞こえますね。

 

とはいえ、ジャニーズ事務所は版権関連にかなり厳しい事務所なので、『SMAPの特別編』の制作にあたり、何かしら制作面にも関わっていたということなんでしょうか。もしくは、ジャニーズが韓国での展開をするにあたってリメイク版を勝手に制作されてしまうと色々都合が悪かったのか……この辺のことは憶測の域を出ませんが、海外でもジャニーズ問題は十分健在だったようです。

◆ 誰も知らない話 公式サイトを発見 

お次はリメイク第2弾「誰も知らない話」について。
なんと、放送当時の番組公式サイトのデータを奇跡的に発見。

 

イメージ 1

 

こちらがそのトップページ。コンテンツは『誰も知らない話』『あらすじ』『登場人物』『プレビュー』『放送参加掲示板』『リンク』といった物が並んでいたようですが、残念ながら一部のページのみしかデータが残っていない模様。

 

今回は現存していた物の中から、トップページのあらすじ紹介と、番組紹介ページ部分の翻訳したものを管理人の素人翻訳でご紹介。

 

『TOPページ』

 

SBS ミステリー 一幕物
初回放送 10月8日 (金) 午後11時放送

 

《高視聴率を記録した話題のドラマ 世にも奇妙な物語

 

第1話「何も知らない男」

 

結婚7年目であるカン・ソンウォンは、自分に無関心な妻に失望を感じながら仕事へ向かう。離婚を考えている彼に、友達はポジティブシンキングの話をする…

 

カン・ソンウォン (演:チェ・ソングク) / ユン・ヒェソン (演:キム・ジホン)

 

第2話「愛を貸します (レンタルラブ)」

 

近い未来女性の社会的地位の上昇と男性出産率低下によって試験管出産をする女性が増えていた。
試験管で子供を作る必要性を感じることができないそんなある日...

 

ユリ (演:キム・ボキョン) / テホ (演:キム・スンヒョン)

 

『誰も知らない話』

 

企画:SBSソウル放送
製作:DOエンターテイメント

放送日:2004年10月8日 11時15分放映 (60分編成)

 

日本のフジテレビ、世にも奇妙な物語リメーク作
過去10年間 (奇妙な話)を通じて放送された1000話余りの珠玉のストーリー。

 

特番の共同製作オムニバスミステリーであるSBSソウル放送 「誰も知らない話」(原題:奇妙な話 - フジテレビ放送)
初回放送は金曜サスペンス(DOエンターテイメント製作)として放映。

 

フジテレビの看板プログラムで、10年以上ロングランされたシリーズ物である(世にも奇妙な物語)の原作を購入して国内実情に相応しいように再構成したプログラムだ。

 

世にも奇妙な物語は、既に韓国に多いマニア層が形成されており、去る2000年には一番面白いエピソードを選んで劇場で封切りされた。

 

"誰も分からない話" には、力量ある映画監督たちとスター級俳優・有名人たちが出演する予定なので人目を引く。

 

10月8日夜には "コメディアンみたいなタレント"ことチェ・ソングクと、人気グループ、ルーラのメインボーカル、キム・ジホン主演の 「知らなすぎた男」と、キム・ボキョン(映画「友達」) キム・スンヒョン(映画「死ぬつもりなの生きるつもりなの」)主演の「レンタルラブ」が放映される。

 

TOPページには予告編も公開されていたようですが、当然ながらリンク切れ。他にも色々と詳しいことを知りたい番組だっただけにサイトの早期消滅が惜しまれます。……が、一部だけでもデータが残っていたのは幸いでした。解説だけでも多少の詳しいことが判明しましたしね。

 

ほか、制作会社周りも調べてみましたが、制作会社のDOエンターテイメントは2006年に解散したらしく、共同制作を行ったノアプロダクションも情報不明。単発特番だったこともあり、元々の情報が少ないのでこれ以上調べるのは難しそうですね。


というわけで、連日韓国版の情報を調べてきましたが、どうやらこれらの情報収集も行くところまで行き着いたようです。これ以降は、DVDの発売や日本初放送などが無い限り、韓国版の話題はこれにて打ち止めということになりそうですね。