さあ、今年も全国の世にもファンが待ちわびていた秋祭り『'22秋の特別編』の時期がやって参りました。
前回は、飛び道具的な1編「何だかんだ銀座」、衝撃のオチをぶつけてきた「メロディに乗せて」など、バラエティに富んだ内容でSNS上での評判も上々。続く秋編でも、この流れを受けてより一層楽しい奇妙を繰り広げてくれることを期待したいものです。
それでは、毎度おなじみ『'22秋』各話の見どころ、スタッフ・キャストのデータ紹介を。
※ 11/5時点で判明している情報に基づいており、今後も情報が追加され次第更新して行きます。
◆ 第1話「元カレと三角関係」
【 スタッフ & キャスト 】(名前横は番組参加回数)
原作:Ququ《 初 》
【主な代表作】『死んだ彼氏の脳味噌の話』など
脚本:いながわ亜美《 初 》
【主な代表作】『シンデレラゲーム』『いぶり暮らし』など
演出:水戸祐介《 初 》
【主な代表作】『ラジエーションハウスⅡ ~放射線科の診断レポート~』『やんごとなき一族』など
主演:土屋太鳳《 初 》
【主な代表作】『まれ』『累 -かさね-』『やんごとなき一族』など
【 注目ポイント 】
★ 「まれ」「やんごとなき一族」の土屋太鳳が番組初主演!
ご本人によると「本当に切なく温かくいとおしい物語」「大切な人と幸せを願いながら、秋の夜とともに見ていただけたらと思います」とのこと。
★ 原作は2019年にSNS上で発表され、3万RT、10万いいねを記録したWEB漫画!
本作は、先日SNS上で大きな話題を集めた『死んだ彼氏の脳味噌』と共に、2020年の書籍化に繋がるヒットを記録したハートウォーミングストーリーとなっています。
◆ 第2話「わが様」
【 スタッフ & キャスト 】(名前横は番組参加回数)
脚本:保木本佳子《 初 》
【主な代表作】『未成年だけどコドモじゃない』など
演出:河野圭太《 16 》
【主な代表作】『古畑任三郎』『マルモのおきて』『4分間のマリーゴールド』など
【主な奇妙作】『23分間の奇跡(1991)』『ボランティア降臨(2009)』『燃えない親父(2020)』など
主演:沢村一樹《 3 》
【主な代表作】『浅見光彦シリーズ』『DOCTORS~最強の名医~』『刑事ゼロ』など
【主な奇妙作】『さとるの化物(2000)』『心臓の想い出(2001)』
◆ 第3話「コンシェルジュ」
【 スタッフ & キャスト 】(名前横は番組参加回数)
脚本:金子洋介《 初 》
【主な代表作】『本棚食堂』『わるふざけ』など
演出:松木創《 12 》
【主な代表作】『ラーメン大好き小泉さん』『リカ』『吉祥寺ルーザーズ』など
【主な奇妙作】『未来同窓会(2007)』『墓友(2014)』『スキップ(2021)』など
主演:観月ありさ《 3 》
【主な代表作】『放課後』『ナースのお仕事』『斉藤さん』など
【主な奇妙作】『奇跡の女(2001)』『殺し屋ですのよ(2004)』
【 注目ポイント 】
★ 観月ありさが「殺し屋ですのよ」以来18年ぶりの番組出演!
ご本人によると「ハートフルすぎず、切なさも残しながら、”最後にここへとつながるのか!”という、本当に奇妙な話」とのこと。
★ 番組の現ホラー担当としてお馴染み松木創監督1年ぶりの新作!
ホラー好きの間で人気の高い松木監督作がこの秋も登場。「指折りと言える“不穏シーン”が撮れたという手ごたえを得ることができました」とのこと。
◆ 第4話「ちょっと待った!」
【 スタッフ & キャスト 】(名前横は番組参加回数)
脚本:赤松新《 3 》
【主な代表作】『生理ちゃん』『ランチ合コン探偵』など
【主な奇妙作】『幽霊社員(2018)』『鍋蓋(2019)』
演出:植田泰史《 30 》
【主な代表作】『キミ犯人じゃないよね?』『人生が楽しくなる幸せの法則』など
【主な奇妙作】『イマキヨさん(2006)』『JANKEN(2011)』『何だかんだ銀座(2022)』など
主演:渡辺翔太《 初 》
【主な代表作】『簡単なお仕事です。に応募してみた』など
【 注目ポイント 】
★ 大人気ジャニーズグループSnow manの渡辺翔太が番組初主演!
ご本人によると『台本を読んでいる最中から、奇妙さを味わいました。でも、すごくメッセージ性のある作品』とのこと。
★ 世にもフリークにはお馴染み、植田泰史監督の30回目の担当作品!
この秋で20年連続参加という記録を樹立した植田監督が、遂に30作目の大台へ。落合、星両監督に続く3人目の快挙です。
◆ プロデューサー陣
※ どのストーリーを映像化するか、誰をキャスティングするか、回全体のコンセプト・テーマ決めなど、担当者によって新作SPのクオリティが左右される超重要ポジションです ※
【 編成企画 (フジテレビ) 】(名前横は番組参加回数)
・渡辺恒也《 9 》
【主な代表作】『HERO (2014)』『逃走中(2018~)』『ゴシップ#彼女が知りたい本当の〇〇(2022)』など
【主な奇妙作】『'18秋』~『'22夏』
・狩野雄太《 13 》
【主な代表作】『全力!脱力タイムズ』『デート ~恋とはどんなものかしら~』『推しの王子様』など
【主な奇妙作】『人気番組競演編(協力P)』『'17春~'22夏』など
【 プロデュース (共同テレビ) 】(名前横は番組参加回数)
・中村亮太《 11 》
【主な代表作】『ワケあって火星に住みました』など
【主な奇妙作】『'12秋(P補)』『'16秋(P補)』『'18春~'19雨』『'20夏~'22夏』
◆ 雑感
今回の特別編で私が特に注目しているのは……
・これまでとまたちょっと違った趣の松木ホラー(?)最新作『コンシェルジュ』
・メインディレクター植田監督の通算30作目となる『ちょっと待った!』
以上2作品。
今回のラインナップをパッと見た感じだと、ハートウォーミング、ほっこり系が中心かな?という印象を受けるため、『19雨』ぶりに、いまいちグッと来ていない自分がいるのが正直な所。
一方、前回に引き続き、中村Pを筆頭とした近年お馴染みのプロデューサー陣が揃っているということもあり、良い意味で予想を裏切ってくれることを期待したいですね。
その辺りの"裏切り待ち"を鑑みて、今回の期待度は★★★。仮に印象通りの作品ばかりになったとしても、無難に楽しめる出来になっているとは思うので、どれだけ加点ポイントがあるかが鍵じゃないかなと。今回はなかなか読めません。
というわけで、放送まで残り一週間を切った『'22秋の特別編』。名作、珍作、迷作、怪作……一体どんな物語が我々の目の前に現れるのでしょうか。既に待ちきれないファンの方も、初めて見る方も、奇妙な奇妙な秋の夜長をじっくりと満喫いたしましょう!
'22秋の特別編は、2022年11月12日 (土) 夜9時より放送です。どうぞお見逃しなく!