世にも奇妙な物語 ブログの特別編

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人気作家競演編 キャスト&スタッフ紹介

本日、いよいよ発表された「秋の特別編」の全貌。

物凄い酷評を受けた春の「人気番組競演編」に対し、秋の企画は「人気作家競演編」。

 

(http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2010/100909-i011.html)

 

当初「まさか山田太一とかを連れてくるんだろうか……」なんて思いましたが、要は人気小説家原作の作品を映像化すると言うことだったんですね。

 

20年の歴史の中で全て原作付き作品のスペシャルは今回が初。

オリジナル作品で勝負してもらいたかったので残念な気持ちもあるのですが、反面、人気作家陣の原作と世にも奇妙な物語の相乗効果の程が楽しみでもあります。

◆ 第1話「厭な扉」

第1話「厭な扉」は人気作家である京極夏彦さん原作の同名作品から。

2001年に映像化された「厭な子供」に引き続き「厭なシリーズ」の映像化第2弾。

 

脚本は前回「まる子に会える町」を手掛けた正岡謙一郎さんが担当。

演出は「キサラギ」「シバトラ」等を手掛けた佐藤祐市さん。「過去が届く午後」以来5年ぶりの参加になります。

 

主演は2003年「鍵」以来7年ぶりとなる江口洋介さん。ホームレス役ということだそうです。

◆ 第2話「はじめの一歩」

第2話「はじめの一歩」は、あの人気ボクシング漫画の映像化……ではなくて、「鴨川ホルモー」「鹿男あをによし」「プリンセス・トヨトミ」等で知られる小説家、万城目学さんによる作品が原作。なんと、万城目さんが大の世にもファンということでわざわざ番組のために書き下ろしてくださったそうです。原作の小説は今月27日発売の「yomyom」に掲載されるとのこと。また作者本人もエキストラで出演しているとか。

 

脚本は「プロポーズ大作戦」「ヴォイス」「最後の約束」等を手掛けた金子茂樹さんが番組初担当。フジドラマでは常連の方だったのでいつ出るかいつ出るかと思っていましたがようやくの参加となりました。

 

演出は「銃男」「マニュアル警察」を担当した村上正典さん。「命火」以来4年ぶりの参加となります。

 

そして主演は番組初登場、現在飛ぶ鳥を落とす勢いの嵐から、リーダー大野智さんが務めます。

◆ 第3話「燔祭」

第3話「燔祭」は、「模倣犯」「火車」などミステリーを中心に活躍している宮部みゆきの同名作品が原作。宮部みゆきさんは好きな作家さんの一人なのですが、世にも向きではないのかも?と思っていたため今回の映像化には驚きです。

 

脚本は「官僚たちの夏」「華麗なる一族」を手掛けた橋本裕志さん。「超税金対策殺人事件」から7年ぶりの参加。

 

演出は「やまとなでしこ」「太陽と海の教室」や、映画「沈まぬ太陽」を手掛けた若松節朗さんが番組初参加。共同テレビでは古参の演出家なので、前々から登用を希望していた演出家さんでもあります。

 

主演は「鏡子さん」以来4年ぶりとなる広末涼子さんが担当されます。

◆ 第4話「殺意取扱説明書」

第4話「殺意取扱説明書」は、もはや説明不要の大人気作家、東野圭吾さんの同名小説から。2003年の「超税金対策殺人事件」以来の映像化です。原作は同じ本に収録されている「マニュアル警察」のために購入して読んでしまったのですが、楽しみにしたいと思います(^^;)

 

脚本は第2話と同じく金子茂樹さん。同じ脚本家が2話に跨って脚本を書くというのは8年ぶりぐらいになりますね。

 

演出は現在の番組メイン演出家と言えばこの人、植田泰史さん。「爆弾男のスイッチ」以来1年ぶりの参加です。

 

主演は、番組初登場の玉木宏さん。以前お知らせした目撃情報は事実だったようですね。

◆ 第5話「栞の恋」

第5話「栞の恋」は、2006年に映像化された「昨日公園」の原作者朱川湊人さんの同名作品が原作。

 

脚本は「東京ラブストーリー」「西遊記」「わたしたちの教科書」「猟奇的な彼女」「太陽と海の教室」「チェイス国税査察官〜」「Mother」などなど、有名ドラマを多数手掛け、2008年には向田邦子賞も受賞した坂元裕二さん。坂元さんは、19歳でドラマデビューし、レギュラー放送時には既に売れっ子だった一方で、世にもには一切参加しなかったので、参加は無いんだろうな。なんて思っていましたが20周年になってようやくの初参加。

 

演出は「さっきよりもいい人」「真夜中の殺人者」の岩田和行さん。「自殺者リサイクル法」以来1年ぶりです。

 

主演は、またまた番組初登場となる堀北真希さん。かなり目撃情報が寄せられたのも記憶に新しいですね。

◆ 雑感

以上、今回このようなラインナップとなった秋のスペシャル。

原作者を見ていくとどれも豪華の一言。ようやく世にも奇妙な物語の本領発揮です。

 

前回が話題性のみを狙っていたのに対して、今回は世にもらしく「作家性」を中心とした企画となり、春の落胆とは違い、ようやく「世にも奇妙な物語らしい企画だな」と思えるようになりました。

 

人気作家さん原作による競作と言うのも、どことなくレギュラー放送時の制作スタイルを彷彿とさせますね。やっぱり世にも奇妙な物語はストーリーをメインの位置に置かなければ。非常に楽しみです。

 

放送は10月4日、21時より。お見逃しなく!