世にも奇妙な物語 ブログの特別編

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'21夏の特別編 感想

はい、というわけで。『'21夏の特別編』が無事放送を終えました。

このブログをご覧になっている世にもフリークな皆様も、 31年目の世にも奇妙な物語……存分に堪能されましたでしょうか。

 

今回は、『全員が初主演』『植田&城宝監督が2話ずつ担当』といったマニア的な見所は勿論のこと、『日本でTOP10に入る超人気YoutuberとコラボPR動画を制作』『人気YouTuberがゲスト出演』『大人気声優をメインどころに起用』 など、全力でコア視聴率を取りに行ってやるぞ!という気合をビンビンに感じた特別編でもありました。

と同時に、1年ぶりに私の『当たり回センサー』がビビッと反応する、興味をそそられる作品群の数々が揃っている……ような気もして、期待十分。

 

また、2018年より編成企画を担当されている 『'19雨事件』の主犯こと 渡辺恒也Pによると、今回は「メメント」「ダークナイト」「インセプション」などで知られるクリストファー・ノーラン監督のテイストを意識して、脚本選びやアイディアまとめを行ったとか。

 

その辺の狙いと"番組コンセプト"とをどのように調和させているか、そして同じノーラン作品でも、個人的に大外れだった『プレステージ』方面ではないことを若干祈りつつ、じ~っくりと拝見させていただきました。

 

──はたして、私のセンサーは感度良好か、それともポンコツだったのでしょうか。

◆ 評価 

というわけで、各話の評価はこのような感じに。(最高は★5)

 

・『あと15秒で死ぬ』★★★

・『三途の川アウトレットパーク』★★★

・『デジャヴ』

・『成る』★★

・『総合評価:★★★

 

各話、バラエティに富んでおり、意欲作も多めだったとは思うのですが、所々で気になった箇所もいくつかあり、後半の失速具合も相まって『正直、期待していたほどは……』というのが率直な印象。

 

特に「デジャヴ」は、同じ脚本家さんの『3つの願い』同様、設定や展開に粗が多いのでちょっとガッカリしてしまいました。好きな人はハマれる作品だったと思うんですが、私には全く合わず……。ここが良ければ全体の印象も違ったんですけどね。残念!

 

あと、やっぱり130分で4話編成はテンポの面でも厳しい! 短編の良さって、技術よりもアイディアだけで勝負できる部分にあるわけじゃないですが。長尺になればなるほど、"見せる技術"や"新たな別アイディア"が必要になってくるわけで、新人中心となる世にもでは、その辺あんまり上手く行ってないと思うのですが……どうしたものか。EDも短縮されて余韻が全然ですしねぇ…。

 

さて、今回も昨年同様、早くも秋の放送が発表されておりますが……相変わらず秋の方がもっと面白そう!(^^;) それまでには、ジャンプとコラボした『奇妙漫画賞』の発表もありますし、その辺のことも併せて楽しみにしつつ、奇妙な秋の到来を待つこととしましょう。

 

最後に、スタッフ、キャストの皆さん本当にありがとうございました! 次回の奇妙も首を長くしてお待ちしております!

※追記 (7/1)

 本日、『'21夏』の視聴率が発表されました。世帯視聴率は前回から0.5%ダウンの9.6%。一方、個人視聴率は前回と同じ6.0%という結果に。

また、世帯視聴率のみで言うと、ドラマ部門では週間第7位。フジテレビの全番組中では、「ナイトドクター」に次ぐ、週間第2位という健闘ぶりとなりました。

 

《更新情報》

世にもの雛形となった単発ドラマ『フローズン・ナイト』のスタッフデータと、新たなBGMデータを200曲近く追加しました。