世にも奇妙な物語 ブログの特別編

「世にも奇妙な物語 ファンサイトの特別編」管理人のブログです。

世にも奇妙な服屋&ズンベロリメイク秘話

◆ お知らせ

当サイトでは現在2010年代後半作品の人気投票企画を実施中です。

投票期間は2020年4月10日まで。アナタの投票をお待ちしておりますm(_ _)m

 

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※ 当サイト主催の非公式企画のため、フジテレビ等とは一切関係ありません。

◆ 世にも奇妙な服屋 実物紹介

放送から既に1ヶ月以上が経過した『'19秋の特別編』。その放送前に行われたPR企画『世にも奇妙な服屋』を、皆さんはまだ覚えていますでしょうか。

 

yonimokimyounafukuya.stores.jp

 

SP各話をモチーフにした各20着限定のアパレルグッズを、5日間に渡って4着ずつ販売するという斬新な企画だったわけですが……本当にとんでもない企画でしたね。

 

中には、いつ見ても『SOLD OUT』なので、実際には購入できないジョークサイトだと思っていた方も結構いたようですが、それも当然のこと。

 

連日、開始10秒以内に完売していましたからね!

 

初日はカートに入れるなり『商品がなくなりました』という表示が出た瞬間膝から崩れ落ち、その日はずっと腹に鉛を抱えたような気持ちで過ごしました…(T_T)

 

翌日からは、事前のイメージトレーニングや、他の店舗で実際に購入画面の流れをチェックして、7~8秒以内に購入手続きを終えるように練習を重ねてから挑んだものの、またも撃沈。しかし、三日目以降はコツを掴んだのか購入が次々と成功。全種コンプリートとはいきませんでしたが、目ぼしいアイテムはしっかりゲットできたので良しとします。

 

というわけで(?)。「世にも奇妙な物語」のアレコレを多くのファンの方々に紹介・共有するという建前でやっているブログですから、今回その届いた商品に関する詳細を簡単にご紹介しておこうと思います。私が書かないと、恐らく誰もちゃんとしたことを書かないと思うので…(^^;)

 

 

まずは商品の入ったダンボールから。「ただの箱なんかどうでもいいよ」と思うなかれ、なんと箱の表面には『世にも奇妙な服屋』のスタンプが押されているのです。

 

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こんな箱がまとめて届けられたので、配達していたお兄さんはさぞ不審に思ったことでしょう…(^^;) しかし、雰囲気作りとしてはバッチリ。心憎いファンサービスですね。

 

そして、マニア的にはこのスタンプも喉から手が出るほど欲しいです!(笑)

 

 

ちなみに、発送元は毎回世にものPR企画を担当している『面白法人カヤック』さん。伝票にも『世にも奇妙な服屋』としっかり記載されています。

 

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早速開封してみると、中身はこのような感じに。

 

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同封されているのは『世にも奇妙な服屋』のロゴがプリントされたビニール製のオリジナルショッパー。分厚いコーチジャケット以外の商品はこの袋に入ったままの状態になっている様です。

 

なお、ショッパーの裏面はこんな感じ。

 

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ショッパーが付いてくることは事前に一切知らされておらず、何とも嬉しいサプライズ。こちらも商品と同数の限定品であることには変わりはないので、かなり貴重な一品になるのは間違いないでしょう!

 

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コラボ元である『Lonely/論理』のタグもしっかり。Lサイズのみの販売なのでこれ以外にサイズは無しです。

 

 

あとは肝心の商品そのものですが……マニアの性として『未開封』にこだわりを持っているため、紹介はここまでとなります。何卒ご了承くださいm(_ _)m

 

というわけで以上『世にも奇妙な服屋』の商品紹介でした。

 

限定商品というのはマニアが好きな言葉ではありますが……今回は私含めて、周囲のファンの方がただただ疲弊していくだけの企画だったので、今度販売企画があった際は『クイズに答えてオリジナル壁紙をプレゼント』くらいの企画が一番良いですね(^^;)

後藤庸介監督のズンベロ秘話

渋谷クロスFMのラジオ番組『TOKYO add9』11月19日放送分にて、現在フリーとして活動している後藤庸介監督がゲスト出演。

 

 

公式のアーカイブ動画をご覧いただければわかるように、『世にも奇妙な物語』 にまつわるトークを中心とした、世にもファン必聴の内容に。

 

今回は、その中でも非常に興味深かった2015年の『ズンドコベロンチョ』リメイク版にまつわる部分を書き起こしでご紹介。

 

MC:diue(以下MC)「元祖もリメイクされるにあたってこだわった部分でしたり、その思い入れを是非教えていただきたいです」

 

後藤「そもそも4年前に25周年ということで傑作をリメイクしようっていう企画をしてしまったんですけど……まあ辛かったですよね。傑作なんで。リメイクって……ねぇ? なかなか難しい。同じようにやりゃ面白いんでしょうけど、まあリメイクじゃないし」

 

MC「すごい別物でした」

 

後藤ズンドコベロンチョさんはタイトルのキャッチーさもあって、何かと一番取り沙汰される作品のひとつだったので非常にやりづらいなと。北川悦吏子さんにやりたいなって言ったら、まあ打ち合わせしましょうって言って打ち合わせして。

 

でもその……何でも知っている主人公が、なぜかこのワードだけ知らないっていう設定の話なので、時代が重要だったりするんですよね。だから、草刈さんが1991年にやった時は多分商社マンかなんか……あ、代理店だ。広告代理店のね、だったんですけど。今ちょっと時代違うから。

 

でまあ、デジタルの世界の人、何でも知ってる横文字大好きって感じの人にしたんですけど。こだわったのはやっぱ、結局変えなきゃいけない。設定変えるから話も変わる。けどちゃんとズンドコベロンチョじゃなくちゃいけないっていう、話の骨格と言いますか……は変えたくないじゃないですか。

 

でもすっごい難しいのは、今何でも調べられちゃうっていう……調べられないことないじゃん、これどうする?となって」

 

MC「でもそこのシーンが凄かったんですよね(笑) 私もそれ見て。調べたらどうなるんだろうって、ずっとヒヤヒヤしながら見てたんですけど」

 

後藤「まあ調べちゃいますよね」

 

MC「調べたじゃないですか。えーっ!みたいなって(笑)」

 

後藤「そこが上手くいったのかもしれないですね」

 

MC「そうです、一番好きな瞬間かもしれないです」

 

後藤「あはは(笑) ちょっと一歩先を行ってましたよね。それが今の時代の何でもわかる、何でも知ることができる時代の……意外と盲点。何かそれらしきことはたくさん書いてあるんだけど、肝心なことはネットの中ではよくわからないっていう」

 

MC「画像検索しても、何か全部みんなバラバラで統一性がなかったりして。そこすっごい好きです。その部分」

 

後藤「最初はただ単にビビってどうしようって考えてただけなのに、意外とやっていくうちに別のテーマが立ち上がったというか。そういう感じはありましたね」

 

MC「なるほど。Siriでズンドコベロンチョを色んなイントネーションで言いながら調べるシーンとかも私好きで」

 

後藤「いいっすよねぇ」

 

MC「でも何か、あのシーンってすごい笑えるんだけど、iPhone片手にイライラしてるとか、すぐカチンと来る感じってすごい今っぽいなって思って。あ、私たちってちょっと短気になっちゃってるのかなって思ったりもしました」

 

後藤「ちゃんと調べようとしてないですよね、僕らも。インスタントに情報が入るからそれを信じちゃうし、信じちゃいますよね。これ嘘かもしんないって思うけど、すぐ便利に手に入る情報だから信じちゃうじゃないですか。それをすぐ運用したいから。全然疑わないじゃないですか。例えば(ゲスト紹介の時に情報元にした)Wikipediaとかね」

 

MC「何でそこずっと言う(笑) ちゃんと隅々まで(ご本人に)確認したんです!(笑)。でも、本当にそうですね」

 

後藤「僕らちゃんと調べないから。実際嘘も多かったりとかね。人によって見え方によって全然違う情報だったりするっていう。意外と怖いですよね」

 

MC「この作品見た方、多分『ズンドコベロンチョって何なんだろう?』ってみんなモヤモヤしてると思うんですけど。後藤さんはどんな風に?」

 

後藤「でもなんか、ドラマの中でちょっと出てきたじゃないですか。一瞬」

 

MCゆるキャラみたいな?」

 

後藤「一瞬見切れてましたよね。あれじゃないですか?(笑)」

 

MC「あれですか?(笑) 尻尾みたいな? カラフルな?」

 

後藤「あれだと思いますけどね。あれがズンドコベロンチョだと思いますよ多分。そうだと思って演出しましたけど(笑)」

 

(中略)

 

MC「『ズンドコベロンチョ』DVD……元祖の方はなってないですよね」

 

後藤「う~ん、なってないかな」

 

MC「なってないですか。これからなる?」

 

後藤「う~ん……ん? う~ん(苦笑)」

 

MC「これからじゃ、お願いします」

 

後藤「なってるかな? ごめんなさい、ちょっと定かでないです。初期の方はなってるかもしれないです」(※ 筆者注:なっていません)

 

MC「初期はなってるかもしれないですが、藤木直人さんのリメイク版はまだこれからという」

 

後藤「これから(笑) そうですね」

 

MC「これからということで。『ズンドコベロンチョ』是非みなさんチェックしていただきたいなと思うんですが(笑)」

ここからはMCの方と後藤監督がそれぞれ歴代作品のベスト3を紹介するというコーナーに。

 

詳しくは動画の方で見ていただくとして、後半には現在フリーになった身だからこそ言える爆弾発言が…(笑)

 

MC「そんな感じで『世にも奇妙な物語』について語っていただきましたけど」

 

後藤「はい、見てくださいみなさん」

 

MC「みなさん是非、DVDになっているものもたくさんありますので」

 

後藤「……まあ思い切って言っちゃいますけどYouTubeにね、動画もありますから」

 

MC「それいいんですか!?(笑)」

 

後藤「見られないよりは見られた方がいいので」

 

MC「そうですね。この(ベスト3にあげた作品)辺りは大体……」

 

後藤「(DVDに)なってます」

 

MC「なってる。あの、YouTubeにもあがってるので」

 

後藤YouTubeで見ていただいても大丈夫です」

 

いや~すごい発言が飛び出してしまいました。ここまで言い切ってくれると逆に清々しいですね。

 

……とは言っても、これらはあくまでいちクリエーターとしての発言であり、番組側としての意見では無いでしょうから、「世にも」ファンの皆さんはくれぐれも公式DVDや公式配信をお忘れなきよう!(^^;)