世にも奇妙な物語 ブログの特別編

「世にも奇妙な物語 ファンサイトの特別編」管理人のブログです。

新サントラCD発売決定!

まもなく夏も終わろうとしている最中の8月21日。

番組テーマを作曲した蓜島邦明さんのFacebookで衝撃の発表が行われました。

 

 

世にも奇妙な物語 CD 来年発売”!!!

 

……いやーもう、ホント痺れました。

それこそ10年以上前から新しいサントラが欲しい!欲しい!と言い続けてきた人間なもので、まさか放送30周年を機に実現するとは思わず。

 

久々に嬉しいニュースが来ましたよ!(T_T)

 

なんせ、30年の間に多数の楽曲が制作されていながら、これまで20曲程度しかCD化されていないわけですからね。映画版のサントラ含め、むしろよくここまで全然出さなかったなといった感じです。

 

そんな不遇続きの期間を経てきてのサントラ発売。蓜島さんの言では各会社に散逸しているマスターテープを収集中とのことで、貴重な作品が続々と発掘されていくことを祈ります。

 

個人的には1999年まで使用されていた初期verを含む、『ガラモン・ソング』の各種バージョン収録を期待したいですね。……あ、あと「GINZA ファナモ」のテーマソングも(笑)

 

どれくらいの収録数になるかは不明ですし、恐らく蓜島さん作曲のBGMのみの収録になる(別な方の作曲である「チェス」や「Be Silent」などのファン人気の高い楽曲は見送られるでしょうね…)と思いますが、30年ぶりの新サントラCDとなるわけですから、ファン感涙もののサウンドトラックになればいいなと!

◆ 蓜島さんの番組で世にも特集が!

上記FacebookでのサントラCD発売と同時に発表されたのが、去る8月27日に八王子FMで放送された蓜島邦明さんのラジオ番組『蓜島邦明のラッタラッタラ』での世にも特集。

 

サントラ発売に先駆け『テレビでは使われなかった劇判、30年ぶりに世紀の大発見。その驚くべき劇判を放送』とのこと……これは世にもファンとして聞かない訳にはいきません。

 

実際の放送では、レアな音源あり、蓜島さんの口から驚きのコメントありと、短いながらもなかなか貴重な内容となっていてサントラCDの発売がますます楽しみに。しかし、残念ながらこの番組を聞き逃してしまったというファンの方も多々いらっしゃることでしょう。

 

そこで今回、惜しくも番組を聞くことができなかった世にもファンの皆様のため、番組の書き起こしをしてみました。

 

「ガラモン・ソング(アレンジ版)」(「サウンドトラック」より)


「セリフ劇場 (噂のマキオ~楊貴妃の双六~悪魔のゲームソフト)」(「サウンドトラック」より)

 

蓜島えー『ラッタラッタラ』…世にも奇妙な物語ね、30周年になるんでね。来年CDを出したいなということで、30周年記念の。今まで作った劇伴ですね。色々洗いざらいしておりましてですね。あのー、すごい発見が色々出てきましたね。

 

私、色んなものを作っていたんですが、どういう曲作ったか全然記憶がないんでね。30年ぶりに発掘というかですね、そういう音源もありまして。ちょっとこういう形のやつが出てきたってんで、聞いてみましょうかね」

 

「Life with JANKEN」('11秋「JANKEN」より)

 

蓜島『JANKEN』という世にも奇妙な物語の中で放映したもので、歌ものを作ったんですね。植田さんが監督ですね。この時は、GeneZというね…マイケルと…恐らくガウさんが歌ってますね、後ろで。うーん、いや、いい感じと言うか、声を作っ(て入れ)たのがびっくりしてしまってですね……もう一個聞いてみよっか

 

「にょにょりん(?)」(未使用楽曲?)

 

蓜島えー、にょにょ…『にょにょりん』っていうね、曲らしい。…らしいというか、番組(の中にそんな作品が)あったんですかね。どうなの…?

 

「追っかけ」('96冬「追っかけ」より)

 

蓜島「『追っかけ』というね、題の劇伴なんですけど。かなり実験的な感じをやらせていただいておりまして…面白いねぇ」

 

「ガラモンダンス (映画EDバージョン)」(「映画の特別編」より)

 

蓜島世にも奇妙な物語の映画のですね、エンディングで使われた曲というか。この時ですね、ダンスバージョンがやりたいなと思ってまして。世にも奇妙な物語をちょっとこうね、リズムでやりたいという。そしたらみんな、それだけ作ったらオーケストラが好きな監督が多くてですね。最後にオケがどうしても欲しいということで。後からですね、この上にオケを頼んで作った記憶ございますね。エンディングテーマで使われましたね

 

蓜島えーとね…10年ぶりに世にも奇妙な物語のCDが復刻になった時がありまして、コロムビアさんから復刻版が。世にも奇妙な物語のCDの復刻版をね、出していただいて。その時書いた自分のコメントがありましてね

 

世にも奇妙な物語」の放送が始まってからはや10年の月日が流れ、私のおなかも10倍に膨れ上がり、毎朝ヨニ、ヨニ、となぜております。


世にも奇妙な物語」では、色々な楽曲を必要としたため、あらゆる場面で曲作りのアイディアを与えてもらう色々な人々ととの出会いもあり、まさに世にも大明神といったところでございます。


10年前に録音したこのサントラをあらためて聞き直すと私の遠方の精神面の変化が伺え、新鮮な思いとともに忘れていた心(魂)を思い出させてくれました。


とくに15曲目の「ありがと」は、このサントラが出せたという思いと、このすばらしい作品を与えてくれた人々に感謝の意味をこめ、「ありがと」と涙をすこし出しながら歌った記憶が甦ってきました。


まさに私にとって神さまから与えていただいたプレゼントだったのです。

あ・り・が・と。

 

蓜島邦明

 

蓜島…うーん、ちょっとスカしてんな。ま、そういうコメントもございましてですね。今回ね、30周年にあたりね。色々な作品を、外に散らばっていたマスターテープをですね。集めて、来年出るCDに備えておりますが…えー、その中から色んなものが出てきまして

 

先程の映画ですね。今ね、実は映画で『携帯忠臣蔵』と『雪山』かな。そのね、音源がふたつ…無いんですよね。捜索願をどこに出そうかということで今探しておりますが。あ、『携帯』はね。私DAT(テープ)でコピーを持っていてですね。それはあったんですが、落合さんの作品の…『雪山』だ。『雪山』が無いんだよねぇ…

 

「ありがと」(「サウンドトラック」より)


「インナカバデレラ」(「サウンドトラック」より)

 終始、独特な雰囲気で行われたこの世にも特集。

 

「にょにょりん」なる謎の曲も気になる所ですが、それよりも「映画の特別編」の『雪山』の楽曲マスターが行方不明という話がなかなか衝撃的。よく考えれば、映画版の制作から20年(!?)近く経ってますからね…。

 

知らない間にマスターが破棄されてしまって、収録不可能になってしまっている楽曲なんかもあるのかな…とあれこれ考えてビクビクしたりもしますが、ひとまずは行方不明の楽曲群が無事すべて発見され、記念すべきサントラCDに収録されることを祈ります!

 

30周年がますます楽しみになる今回のニュース。来年は、25周年に負けず劣らずのアニバーサリーイヤーに…なる!?

※ 9/15 追記

9月9日には、蓜島さんがマスターテープの画像を公開。

コメント欄ではご本人による『来年出る 世にものCDに入れる劇版DATからの入れ替え作業、発見に次ぐ発見』との書き込みも。

 

 

画像内のラベルから、読み取れるものだけをざっと挙げてみると……

「ミッドナイトDJ」「怪我」「完全治療法」「扉の先」「女は死んでいない」「望みの夢」「ダジャレ禁止令」「さとるの化物」「エキストラ」「13番目の客」「仇討ちショー」「おかしなまち」「トカゲのしっぽ」「採用試験」「連載小説」「'03春の特別編」「鍵」「遠すぎた男」「影が重なる時」「殺し屋ですのよ」「倦怠期特効薬」「越境」「イマキヨさん」「さっきよりもいい人」「これ……見て……」「AIRドクター」

 

う~ん、どれも聞いてみたい!!

 

2000年以降の作品はほぼノータッチで、他の番組や映画の既存曲の流用ばかりだと勝手に思っていたんですが、意外と蓜島さんの手によるBGMは現在に至るまで連綿と作り続けられてきていたようで、その事実にも興奮してしまいますね。

 

そして、画像内のラインナップを見るだけでも、90年代~10年代までの楽曲が満遍なく収録されそうで、今度のサントラはかなり豪華なものになりそう。2枚組くらいだと嬉しいんですけどね。(何故かTBSで放送された2004年の「日本のこわい夜」の「予感」(落合正幸監督作)のテープも紛れ込んでいるのが少し気になりますが)

 

発売は30周年特番の前くらい……来年の3~4月頃かなと勝手に思っていますが、果たしてどうなることやら。引き続き、注視していきます!