せっかくブログを作ったからには、感想記事を書いたりもしておかねばですね。
今回も例年同様やっぱり良かったです。もちろん、世にもが好きだからという色眼鏡も多少含めてのことですが。
では以下、私なりの感想を書きたいと思います。
◆「8分間」★★
生き返るための世界での奇妙な物語といえば「開かずの踏切」「あけてくれ」をなんとなく思い出しました。
自分で自分を殺そうとしているのかもしれないというシーンの下りは大変世にもらしくて良かったです。ただ、「あっちの世界の自分を殺そうとしていた」という無茶な説明には本当にビックリしました…(^^;)
オチが少々弱かったですが、普通の感動物とは違ったあっさりとした終わり方には好感。世にも奇妙な物語の1話目として一番適切だったかもしれません。
◆「過去が届く午後」★★★
度を増してゆく送られてくる品の数々によりだんだん物語に引きこまれている感じが良かったです。そしてつい殺人者の高橋さん…もとい布施博さんにも目が行ってしまいました。彼も世にもの常連ですよね。
そして言わせてください……このオチはほぼ「半分こ」ですよね!「これでダンボールから血が流れてきたら半分こだなぁ…」と思った矢先に流れ出す血(^^;)
「半分こ」を知らなければ良い印象で終ったのでしょうが、ファンにとってはどうも既存作品と似てるという印象を与えてしまったのでは。
◆「影武者」★★★
手塚治虫原作でしたね。原田泰造の演技が光ります。アイディアとしてはシンプルですが、上手く面白い話に仕上げていると思います。
そしてあのオチにやられました……そうきましたかぁ!
◆「ネカマな男」★★★★★
正直、言いますと……一番期待してなかったのはこの話でした。
一般的に知られている怖い世にもとは違う、絶望感、悲壮感といった新しい雰囲気を持った世にも奇妙な物語でした。この種のブラックな話は最近なかなか作られなかったですね。
序盤のコミカルな雰囲気から中盤でストーカーに話題を転換し、終盤でブラックに閉める…と展開も二転三転。原作作品のなせる業だと思います。読めるオチではあるのですが、それでも何故だかじわじわ心に来る作品でした。
◆「越境」★★★
来ましたね。星監督&中村コンビ作品が。そして、ついに世にも奇妙な物語400話目。
実に中村さんらしい話だったと思います。世にも奇妙な物語らしくない部分も秘めていましたね。オチもなかなかよかったのですが一般的に見ると「つまらない」という事になってしまうのでしょう。
番宣で、彼の顔にモザイクのような物がうっすらかかっていたので「あれ?」と思ったのですがそうだったのですね……。確かに番宣でばらしてしまっては台無しですし。
あと、今回はお決まりのガーゴイルが出てこなかったようなので少々物足りなかったり(笑)
◆ 総評
全体的に、今回は恐怖系で攻めようとしていた感がありましたね。スタッフや出演者
もなかなか憎い所を集めた感じで、いつもと雰囲気も違ったような。
前々回の「過去からの日記」や、前回の「美女缶」「密告ネット」のような評判を呼びそうな作品は無かったようですが、良い意味でさっぱりした気分で視聴できました。また、次回が楽しみです。
さて、今回は裏のガキ使SPと当たった事になりますが、上手く張り合って良い視聴率を取れますように……!